殺陣 東山龍平(JAE)

1984年山形県出身。ジャパンアクションエンタープライズ所属。京都芸術大学映画学科のアクション、時代殺陣授業を担当(8〜12期生)。近年の出演作やアクションコーディネーターとして参加した作品は、『無限の住人』(17/三池崇史監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)、『燃えよ剣』(21/原田眞人監督)、TVドラマ「恐怖新聞」(20/中田秀夫監督、服部大二監督、井上昌典監督)、『大コメ騒動』(21/本木克英監督)など。

殺陣は時代劇を描く上で決して必要不可欠ではないが、重要ではある。侍の得物は刃渡り60cmの包丁とでも表現しようか。馴染みのない長物をいかに扱いなれた物にみせるか、それがかつて時代劇スターと呼ばれた先輩俳優陣の、ある種身だしなみであり見せ所でもあった。習うより慣れろ。この精神が時代劇黄金期を支えたに違いない。皆に伝えたのはこのくらいで、それが画にどう映っているのか、私自身も楽しみにしている一人である。