編集 鈴木歓

1954年東京都出身。映画編集者/京都芸術大学・映画学科教授。19歳で日活撮影所編集部に入社しその後独立。若松孝二、黒沢清、廣木隆一、石井聰亙、桑田佳祐、大友克洋など様々な監督作品の編集に携わる。最近では『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)、『のさりの島』(20/山本起也監督)、『痛くない死に方』(21/高橋伴明監督)など。

現場で撮影された映像は時間軸(タイムライン)に配置すれば全て繋がると言うのが編集の基本です。だから過去と現在、未来を繋ぐことができます。今回の福岡監督の作品は現場での撮影や録音、整音でも幕末の京都と現代とを繋げています。編集でもそれを意識的に活用し、編集でしかできない繋がりを試みました。
いつかまた福岡監督と仙頭さんの3人でわーわー言いながら仕事をしたいです。本当に愉しかった。